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長期的日本経済はどうなるのか?

Posted by souteigai on 11th 3月 2010 in 経済

今から25年ほど前、私が就職した頃の日本は、高度経済成長の勢いはありませんでしたが、それでも年率7-8%の勢いで成長していました。

為替が1ドル=250円の時代でしたから日本の輸出競争力は凄まじかったです。

私の会社もネジなどのローテク(LowTechonology)部品を海外に輸出してガンガン儲けていました。

日本としてとくに自動車の輸出が絶好調でした。

先進国が深刻な経済不況に見舞われているなか、日本だけがひとり勝ちを続けていました。

しかし、その活況に水をかける出来事がおきます。

アメリカとの密談で為替を円高にもっていくという話し合いが行われたのです。
後にプラザ合意といいます。

我々庶民は誰もそのことを知りませんでした。
為替は一気に1ドル=150円まで上昇し、それでは輸出ができず多くの会社が倒産すると言われながら、さらに円高に振れていきました。

しかしこの間、日本は急激な円高にもかかわらず、生産性を高め、円高に適応していきます。

そしてこの急激な円高がもたらしたのが、あのバブルです。

円高になるということはそれだけ国の購買力や国力が増すということですから、たしかにその国にとっては良いことです。
それまで円高を悲観的に捉えていた考え方が一変し、日本はバラ色に包まれます。

土地の値段は上がり続け、株価も急上昇を始めます。
日本の土地代だけでアメリカ全土が買えると言われました。
(末期的には2つ買えるようになったようです)

住宅価格も億近くまで上昇し、もはやサラリーマンに住宅は買えないと言われるようになりました。土地の価格は絶対に下がらないという土地神話の誕生です。

多くの日本人や企業が海外企業の買収に走り、オークションなどに参加しては名画を買いまくります。アメリカの球団や映画会社、ビルなども買われましたね。

その他人の迷惑顧みない、節操のないやり方が、アメリカの逆鱗に触れたという話を聞いたことがあります。

土地神話、不動産価格の高騰に対して海部内閣が規制を始めたのが直接のきっかけのようです。ある日突然株価が雪崩のように崩れ始め、日本は空白の20年に突入することになってしまいました。

やはり日本人といえどもカネの魅力には弱かったです。
一般の主婦までもが株に手を出して踊っていました。
バブル崩壊は多くの人の人生を悲惨なものへと突き落としました。

そして今も日本は相変わらず不景気のどん底で、政治は乱れ、お先真っ暗という感じです。出口の見えないこの不況に多くの純粋な若者たちが犠牲になっていることがとても悲しく感じられます。

好景気、バブル、不景気という経済の流れの中で、日本人が次の飛躍のために学ばなければいけないことがたくさんあると思います。でも日本には充分な視野とリーダーシップをもっている指導者が皆無です。 私がこのブログを書いているのもそのことに対する不満です。

しかし開けない夜はないといいます。
私はひょっとするとこれから日本の経済は非常に明るいのではないかという気がしています。

それは人口13億人を抱える中国が今輸出から国内消費大国へと変貌を遂げつつあるからです。

これほど巨大な隣国が本格的に立ち上がれば、日本に劇的な好影響を与える可能性が非常に高いでしょう。

そして日本製品はこれまで家電や自動車などを中心に輸出してきましたが、中国から見て『日本ブランド』にあこがれをもつのは間違いありません。私たちがグッチやルイビトンに対して憧れたように、日本製品に対してのブランド価値が生まれてくることは想像に難くありません。

極端に言えば、日本製品ならなんでもいいから買いたいといった需要が生まれてくるのです。おそらく日本ならどこでも売られているような日用品が中国で好んで買われるような時代になっていくことでしょう。

そのとき日本は数々の教訓をもとに、中国という巨大な化け物に呑み込まれないように生きていってほしいと思います。

もう一度バブルに踊るのであれば馬鹿です。
最近のIT企業などを見ると悲しくなるのはそのためです。

我々は苦しくてもカネに踊らされない信念のある生き方をしなければいけません。
今はそのための修行の時期なのだと思います。